牡丹餅
BOTAMOCHI
・お彼岸に食べる和菓子といえば、お餅の内と外をひっくり返したような姿の牡丹餅（御萩）です。冬のあいだに硬くなった小豆の皮を取り除いてこした「こしあんコロー」を使ったのが春の牡丹餅で、収穫期に採れたての小豆を皮のままつぶした「つぶあんコロー」を使ったのが秋の御萩です。さらに夏は夜船、冬は北窓というように四季それぞれの呼び名があり、由来にも日本らしい粋な遊び心が感じられます。
・日本らしい粋とは何とも絶妙な感覚で、例えば棚から牡丹餅ということわざを季節ごとに言い換えて、棚から御萩と言うことを粋とするかどうかは意見が分かれるところでしょう。
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